SSLは、インターネット上でやりとりされるデータを暗号化通信するための方法です。
暗号化通信を利用することで、個人情報の「盗聴」や「改ざん」を防ぐことができます。
暗号化通信に必要なものは、実在証明するための「サーバー証明書」と「暗号化方式」です。
一般のWEB利用者には必要のない知識かもしれませんが、
SSLに関する脆弱性の記事を目にすると、必要ないとは言えないです。
2014年頃発表されたサーバー証明書移行の問題もそのひとつです。
古い証明書のSHA-1を新しい証明書のSHA-2に変更する対応でしたが、
SHA-2に変更することでガラケーからの接続が出来なくなっています。
また、暗号化方式の脆弱性の対応として、
「TLS1.2」以外の通信を遮断する対応です。
こちらは古いブラウザからの接続が出来なくなります。
ブラウザの最新バージョンを使用すれば問題ないですが、
場合によっては、「TLS1.2」以外の有効無効の設定が必要です。
脆弱性の対応は2017年まで続くということなので、
SSL通信が出来なくなったなどの問合せがあった場合、
そういった説明をして頂ければ、少しは安心されると思います。