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☆スタッフITコラム☆
  コンピュータと感情
 By やま 2016/02/15

今回は、『コンピュータと感情』について書きたいと思います。

近年コンピュータは、AI(人口知能)やビックデータで知恵と知識を身に付けようとしています。
今回はその先の感情についての話で、

まず、人間の脳はどのように目的に動くのかというと、自分の脳が一番心地の良いと感じる感情を満たすために動くそうです。
一番心地よいと感じる感情、お腹がすいたとか、人に良く見られたいとか、不安から逃れたいというような欲望を満たすために、人間の脳は知識と知恵を道具として使って動いているそうです。

【コンピュータに感情を持たせる】
ソフトバックのPepperは感情を持ち合わせています。
しかし、当初は持っていませんでした。Pepperが出来上がって、いざ一般に人に使ってもらったら30分ぐらいであきられてしまったそうで、なぜあきられてしまったのか?と悩んだ結果、ただ会話をするだけで、感情がないからだということになり、もうPepperの発売時期を公表していたのですが、それを延期してまでペッパーに感情を持たせたそうです。

【コンピュータに感情を理解・認識させる】
目的としては、企業のマーケティング(製品開発、市場調査)に役立てたり、またコールセンターや医療の分野まで活用が期待されています。
画像・映像、文章、音声など様々なものから人の感情を測定しようと試みられています。

映像でいうと、人の心拍数や呼吸数、心拍変動を測定できるカメラが開発されており、そこから感情を測定しようという試みもされています。

音声でいうと、MIMOSYS(ミモシス)というアプリが開発されており、これはスマホで話すだけで心理状態(ストレス、うつ等)を計測できるアプリケーションです。
神奈川県が未病市場創出事業を行っており、そのME-BYOブランドにも選出されています。
(東京大学と共同で社会実験中のようです。)

自分の心の中を人に見られる(知られる)のは、あまり良い気持ちではなく、抵抗がある人も多いと思われます。
しかし、使われ方次第では、ストレスによる自殺者が減ったり、人間関係がよくなったり、いい製品・サービスのが増えたり、と夢は膨らみます。



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