プロ野球楽天イーグルスの本拠地、楽天生命パーク宮城では今年から完全キャッシュレスとなりました。シーズン前から話題にはなっていたので、シーズンもほぼ半分経過して、どうなったのかなと思っていました。球場内では現金は全て使えなくなっています。観客は楽天Edyや楽天ペイ、楽天ポイントの楽天系キャッシュレス決算、および大手クレジットカードでビールや弁当、お土産などを購入する事になります。シーズン前から大きく告知していた事と、球場全体でキャッシュレス支援のためのスタッフが観客のサポートをしているそうで、大きな混乱は起きていないようです。キャッシュレスになったことでお金のやりとりがなくなり、支払いがスムーズになった、また飲食販売スタッフが小銭を扱わないので衛生的だという声も聞かれるそうです。
完全キャッシュレスにあたっては、スタッフの増員、Edyチャージ機を100台以上増設したりと相当準備はしていたようです。Edyを使っていない人にもスタッフが丁寧に教えてくれて、楽天イーグルスの記念Edyカードの配布や、今シーズンは楽天ペイで購入するとビールが100円引きになったり、キャッシュレスを推進するサービスもおこなっています。楽天ペイなど使っていない人用にはEdyカードのレンタルもおこなっているそうです。また、来場した中学生以下の子供にはEdyカードを配布、修学旅行で団体申込客には500円チャージ済みのEdyカードを配布しています。通常、Edyのチャージは1000円からなのですが、球場内の一部のチャージ機は特別に小銭のチャージが出来るようにしてあり、子供でもキャッシュレスを体験できるようになっています。
ただ、高齢の方にはまだ現金が良いと言う人もいるそうで、現金のほうが安心できる、チャージの確認などが面倒といった声も聞かれるそうです。ただ大きな混乱もなくいっているようでそのうち皆慣れてきて便利に使うようになると思います。
新しくサービスを始める時は賛否両論は必ず出ますが、十分な周知と準備、運用が今のところうまくいっている良い例だと思います。私のひいきの福岡ソフトバンクホークスもそのうちキャッシュレスになるかもしれません。その場合はもちろんPayPayになるはずです。