先日ニュースで見たのですが、今、読書通帳というものが導入されている図書館があるそうです。
読書通帳とは、本を借りた際に、その本のタイトル・定価・今まで借りた本の総額が記帳される通帳で、
ニュースには50万円分の本を読んだ女の子や100万円分の本を読んだ図書館のスタッフさんなどが紹介されていました。
よく図書館を利用される方であれば、知らず知らずのうちにそれくらいの金額分の本を読んでいるのかもしれませんが、通帳という形で可視化して利用者もそれを数字として実感できる仕組みが素晴らしいと思ました。
ネックとなるとは導入コストで、端末がおよそ85万円〜数百万円するそうです。
自治体が運営する図書館は非営利のため、その金額はペイできません。ですから、利用者の増加や地域の人たちが本に興味を持ってくれるといったことが、導入する目的になるかと思われます。
今後、現在導入している図書館が「導入前後で利用者がどれだけ増えた」などのデータを開示すれば、まだ導入をしていない図書館でも導入されるケースが増えるかもしれません。
この仕組みや取り組み自体はとても素晴らしいことなので、全国の図書館で普及すればと思っています。
私なら通帳ではなくスマホアプリなどにして、感想や評価をシェアできたり、本のレコメンド機能があったりなどと安直に思いますが、
通帳ならではの子どもでも扱いやすいモノであったり、物理的に通帳が2冊目3冊目と増えていくのも面白いでしょう。