バイクのヘルメット用HUD(ヘッドアップディスプレイ)のニュースをよく見かけます。最近だと日本のヘルメットメーカーSHOEIと計器メーカーの共同開発によるHUD機能を持ったヘルメットの開発。右目の前に透明のパネルを配置し、そこに色々な情報を投影します。まさに、ドラゴンボールの「スカウター」のイメージです。速度や簡易ナビ、渋滞情報などを表示します。最近のバイク事情だとハンドル周りにスマホを取り付けてナビを表示するのが一般的のようですが、それからさらに一歩進んだ使い方になります。音声で指示する事もできるそうです。
また、海外のクラウドファンディングで開発しているものだと、「JARVISH」や「CROSSHELMET」あたりでしょうか。ヘルメット自体にカメラを組み込んで、バックカメラで後方をモニターしたり、ヘルメットの側面をタッチする事でコマンドを指示できたりする機能もあります。カメラによるライブ動画配信も出来るらしいです。アプリの機能をアップしていく事で色々な機能が増えていく事も可能です。
但し、本来ヘルメットはライダーの命を守るものですので、情報が煩雑で注意が散漫になったり、ヘルメット自体が重くなってライディングに影響が出たり、事故した時に内蔵(どこに持つか検討中のところもあるようです)バッテリーが破裂してより被害が大きくなったりという事が考えられます。各社はテストを重ねて、影響が無いようには工夫してほしいものです。個人的にはヘルメットはArai派なのでそっちも頑張ってほしい。
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