明けましておめでとうございます。
昨年12月31日に新聞に掲載されていた、ラーメンチェーン店・幸楽苑の「2億円事件」の広告をご存知でしょうか。
12月31日の15時〜1月1日いっぱい、一部のフードコートなどを除く全店舗で休業するという内容で、休業する期間内の見込み売上が2億円ということで2億円事件と銘打ってありました。
消費者として私たちは、年末も年始もなく年中無休のコンビニや飲食店、スーパーなどを便利に思う場面が多々あります。また、企業側としても、年中無休という点をウリにしているという側面があったかと思います。
しかし今回の幸楽苑の広告では、労働者の目線で社員にも「幸せ」で「楽しい」年末年始を、そして元気をチャージしてまたビジネスを盛り上げていくというコンセプトで休業に踏み切ったとのことです。
働き方改革と色んな場面やネットの記事でも目にすることが多いですが、労働時間や休暇の確保、待遇改善などの面で話されることが多い中、年末年始という特別な時間にフォーカスしたこの取り組みは大変すばらしいと思います。ネット上ではこの件で色んな意見が出ていますが、その多くが賛同し称賛するような内容であり、見出し通りこれをきっかけに各飲食店企業などの「正月の働き方改革」へのきっかけになるような事件になればと感じました。
もちろん警察や救急、消防などどうしても休めない人もいるとは思いますが、少しでも休めるところは休みをとって、そうでない人たちには敬意と感謝をもって年末年始をすごせるようになればと思います。
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