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☆スタッフITコラム☆
  紛失防止タグ「MAMORIO」について
 By みずみず 2018/06/25

先日我が家で飼っている猫が脱走し、その対策で何かできないかと探していたところ、「MAMORIO」という商品を見つけました。
商品自体は、サイズが縦3.5cm、横1.9cmの一見普通のICタグで、スマホなどのデバイスでは専用アプリを使ってBluetoothで紐づけを行い、位置情報をGPSで把握できるというものです。
 
こういったGPSを使ったサービスとしては不安点として、GPSの精度の問題が挙げられます。
GPS精度の向上が期待できるとされる準天頂衛星初号機「みちびき」も既存のデバイスでは劇的な精度向上が望めないそうで、そういった不安は取り除けてはいません。

しかしこのMAMORIOの面白いと思った点が、自分以外のMAMORIO利用者が自分のタグをつけた紛失物の近くを通った際に位置情報を拾って教えてくれるという点です。
GPSだけではなく、他の利用者のニアバイ情報も使うことでより正確に位置を特定できる仕組みになっていて、その点が他の競合サービスとは違うかなと思いました。
 
また、MAMORIOのタグはサイズや形も色々用意されていて、円の形になっているものや、
シールタイプになっていて少しサイズが小さいものもあります。
シールタイプのものは、ペットの首輪の裏などに貼っておけそうな感じです。
 
MAMORIOの問題点としては、コスト面が挙げられます。
タグはリチウム電池が必要なのですが、長いものでも1年ほどで電池交換をしなければいけません。
また、タグそのものも約3,000円と、値段だけ見れば少々高価な気がします。
 
とはいえ、財布などにも違和感なく付けられて、失くして見つからないよりははるかに良いので、リスク対策の投資としてはむしろ安い方なのかなとも思います。
こういった紛失対策のサービスにしても、商品の形態の多様化や競合サービスに対する優位点が明確になっているのはなかなか珍しいのではないかと思い、紹介させていただきました。


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