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☆スタッフITコラム☆
  フォントの人名が増えてくる話
 By タカ 2018/01/22

 フォントに関する記事を見つけましたので紹介します。 
 情報処理推進機構(IPA)は2010年9月から、行政で用いられる人名漢字など約6万字の漢字を整備する「文字情報基盤整備事業」を進め、その国際規格化が完了したと17年12月25日に発表しました。要は名前の表記が難しい字が、国際的に登録されたという事です。
例えば渡辺さんの「なべ」の部分の辺という時は常用漢字には1つしか含まれておらず、少し難しいなべだと、実用上あった方が良いと前定された「JIS X 0213漢字」1万50文字内には含まれます。それでも、まだそれ以外にも「なべ」という文字はあり、文字情報基盤とは、戸籍や住民票を主体として使用できるよう約6万文字を整備されたものです。
 
  そして、IPAが提案していた約6万字についてはその規格がISO国際規格にて収録されたという事です。IPAは今月中には新規格でのフォントを発表するそうです。(国際規格ではないフォント自体は既に公開されていてダウンロード可能です)
 このフォントをインストールすればオフィスソフトやワープロソフトで使用できるようですが、ただ、実際に変換してみないと、ソフトによっては変換されない文字もあるそうです。ただ、IPAのページに検索ページがあるので、そこで文字を検索してコピペすれば文字を表示することができるそうです。
 
 各自治体では今までは外字として登録せざるおえなかった文字もこのフォントが普及すれば、文字化けする事なく使えるようになるという事です。
 例えば、草g剛くんの「なぎ」という文字は変換時には環境依存文字と表示されます。記事等でもよくひらがな表記やただし書きになっているのを見かけたことがあると思います。その漢字も今はIPAのフォントだけですが、今後いろいろなフォントに収録されると、漢字表記の媒体も増えてくると思います。また、画面では入力できたのに、データベースに登録したら?になってしまう、という事がありますが、そのようなことも少なくなってフォントを気にする事も無くなるんではないかと思います。


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