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☆スタッフITコラム☆
  三菱電機のコンセプトカー
 By タカ 2017/10/30

現在東京モーターショーが開催されています。色々な車が出展されているのをニュースを見られたと思います。私も20年程前に一度東京に出張していた時に千葉の幕張メッセまで見に行ったことがあって懐かしいです。
今年も色々な車やバイクをネットで見ましたが、その中の一つを紹介します。
三菱電機のコンセプトカーxAUTOです。ほとんど話題になっていないようですが、前方のミリ波レーダーやカメラを使用したセンサー類と、GPS電波による自社位置の測定により霧や雪などの道でも自立走行が可能とのことです。既に高速道路での実証実験を行なっているそうです。
 
自立走行については他社も同じような技術があるようですが、三菱電機では準天頂衛星いわゆるGPS衛星「みちびき」の電波と高精度3次元地図を組み合わせた「インフラ型走行技術」と呼ばれる技術で高い安全性と快適性を両立した自動運転を実現するそうです。準天頂衛星によるGPS電波により、数センチ単位での位置測定が可能だそうです。トンネルなど電波が受信しにくい状況でもレーダー等による自動走行が可能だそうです。
 
なお実際に三菱からこの車両自体を販売する予定はなく、この車で実証した色々な技術を将来の自動車技術として提供していく予定のようです。
そのみちびきは今年3機打ち上げられて全部で4機となり本来の体制となったそうですが、本格稼働は来年の予定で、現在はサービス電波として提供されています。みちびきを設計製造したのも三菱電機という事で、HPを見ると宇宙産業にも多くの技術を持っている事が分かります。技術力の高さを十分に活かした製品の実現が可能だと思います。
 
今後乗る車にも知らない間に同社の技術が搭載されているかもしれません。


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