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☆スタッフITコラム☆
  IoTゴミ箱
 By みずみず 2017/09/11

沖縄県で、IoTゴミ箱というものが設置されました。
沖縄に在住する外国人はかねてから、街中ゴミ箱の少なさに不満を抱えていたそうです。
一方行政としては、ゴミ箱を設置することによる運用コスト、特にゴミの回収コストがかさむことを懸念していたそうです。
 
そこで、ゴミ箱にIoTの技術を取り入れて、IoTゴミ箱というものを設置しました。
ゴミ箱に搭載した超音波センサーでゴミの量などを常に計測し、その情報をクラウドにアップロードすることで、管理者はリアルタイムでゴミの量を把握できます。
まだ回収が必要ないゴミ箱、ゴミを回収しなければならないゴミ箱がわかるため、ゴミの回収作業を効率よく行うことができるようになるとのことです。
 
クラウドへの通信は商用化を予定しているLTE-Mという無線通信を利用しており、これらのテストも兼ねての設置だそうです。
乾電池のみで数年間運用でき、外部電源が必要ないということで、IoTゴミ箱に非常にマッチしているそうです。
 
実際IoTゴミ箱は、それまでゴミ箱が設置されていなかった場所に4箇所設置されており、ゴミ箱の利用状況や、LTE-Mの電波の浸透度を実際に確認されているそうです。
 
このように、サービスを利用する立場の人(市民)と技術、そしてそれをサポートする通信方法・規格などがうまくマッチさせ、できるだけ早くサービスの実用化実施ができるようなノウハウの蓄積と体制作りが、今後のIoT社会において特に重要になると思いました。


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