先日シャープ株式会社から、透明NFCアンテナを画面上に搭載したディスプレイを開発したとの発表がありました。
従来は画面と認証機器が別々になっており、たとえば交通系IC対応の自動販売機などでは画面で商品を選びNFC機器にカードやスマホをかざして決済というような手順となっていました。
それが今回発表された製品では画面上の製品に直接カードやスマホをかざして決済できるようになれば、ユーザーに必要な手間が減るのではといったメリットがあります。
決済のみならず様々な分野のアプリケーションのインターフェースに利用出来るようにしたいとのことでしたが、その可能性は充分にあると思います。
心配しているのは、このディスプレイやそれを使った製品が実用レベルまで来た時に、既に普及している自動販売機などからどう置き換えていくか。
もちろん費用や時間といったコストもかかりますし、それがすんなりユーザーに受け入れられ定着するかどうかもわかりません。
ですが、こういった新しい製品や試みは世の中をより便利にするのに必要で、大事なことだと思います。
機能面やメリットは大きいと思うので、どうやって普及させていくかという課題をうまく解決できればとても大きな変化になりそうです。