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☆スタッフITコラム☆
  量子コンピューターについて
 By やま 2017/12/25

最近テレビのニュースでも「量子コンピューター」について取り上げられますが、正直よくわからなかったので調べてみました。

ネットで調べてみると、量子コンピュータとは「量子力学を複数重ね合わせて並列的に演算・命令の実行を実現されるコンピュータのことを言います。」(まだ、よくわからない。)

まず、量子とは「この世の最小単位」の事を言います。
原子が一番小さいと考えられていたのですが、科学が発展するにつれてもっと小さな量子が見つかりました。身近なもので言うと電子が量子の一つになります。

そんな小さな小さな量子には、不思議な性質がいくつかあります。
不思議な性質の中の「状態の重ね合わせ」という性質を利用しているのが量子コンピュータです。
現状普及している電子式のコンピュータは電圧のOn/Offにより「0か1」のいづれかの状態を表し演算しています。
量子コンピュータは「0でもあり1でもある」状態を保持することができます。

例えば、10件の家に荷物を配達しないといけないというとき、今までのコンピュータだと10×9×8×・・・約360万通りを総当たりで計算してどのルートで配るのが一番良いか計算しないといけないのが、量子コンピュータは状態が重なり合って存在できるので、その性質を利用して計算を一気に全部やってしまうというのです。
処理速度は今までのコンピュータと比べて1億倍以上とのことです。

それでは、今使っているコンピュータに変わってすべて量子コンピュータに変わってしまうのかというとそうではなく、量子コンピュータは特定の問題を解く時に限り早いということでした。
これからAI社会に入ろうとしており、最適化問題を解くのに量子コンピュータが威力を発揮するそうです。また薬の開発で必要な分子の構造解析にも量子コンピュータが使えるそうです。

今までのコンピュータでは何年、何十年とかかっていた処理も量子コンピュータを使えば一瞬でできてしまう。量子コンピュータが普及すれば、もっともっと社会の進歩のスピードが速くなり、今までの延長線では考えつかないようなものが次々と生まれ来るかと思います。
どんな世界になるのか想像もつきません。


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