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☆スタッフITコラム☆
  ISDN終了で50万社に影響
 By タカ 2017/09/04

ISDN終了について日経新聞に記事が載っていました。
 
NTTが2024年に固定電話網をIP化する計画です。
 
その影響を受けるのがISDNです。IP化に伴って家庭の電話機はそのまま利用
可能だそうですが、ISDNを利用している企業は代替の通信方法に替える必要があります。
 
回線の契約数は17年3月末時点で234万件と、減少傾向ではあるが企業の基幹システムとして利用されており、全国で50万社に影響が出るそうです。小売業、製造業、金融業、警備業などその業種も多岐にわたります。
銀行と企業の間の給与振込などのEB(エレクトリックバンキング)と呼ばれる
サービスも3メガバンクで10万社、月間取引件数1億件もあるらしいです。
 
元々は2020年度でにIP化を計画したのですが、多くの業界団体からの批判で2024年に先送りしたそうです。今から6年ぐらいは移行期間があるのですが、それでも準備期間として十分ではないというのが専門家の意見。
 
NTT関係者によると2011年にテレビがデジタル化になった時のような難事業になるとの事。
この時は総務省が中心にテレビなどで国民に大きな告知が出来たのですが、今回は一般家庭には影響はなく、法人に影響が出るという事で、業界を中心に地道に告知していくしかないとの事。
また、実際に利用している企業が、ISDNを利用しているという認識が無いという事が予想以上にあるらしく、各企業の対応が遅れるという事も懸念されています。NTTはISDN終了に向けた周知徹底というのが今後必要になっていきます。
 
システム変更する場合も送信者、受信者とそれぞれ両社でシステム調整する必要があるので、我々システム開発をする立場の人間も該当する顧客への告知と早めの対応を促す必要があると思います。


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